大手ハウスメーカー・工務店など業者別、外壁塗装を依頼する際の注意点
外壁塗装は建物の美観を蘇らせるだけでなく、耐久性や防水性を維持するするために不可欠です。
しかし、必要な工事であると同時にトラブルが起きやすい工事として認知されているのもまた残念な事実です。
外壁塗装で失敗しないためには、大手ハウスメーカー、工務店、職人直営店など、各業者それぞれの施工のやり方・仕事の流れなどを理解した上で依頼することが大切です。
外壁塗装で失敗しないために、塗装業者を見極めるための3つのポイント
きちんと打ち合わせ・話し合いができる業者かを確認する
外壁塗装の仕上がりや工事後の満足度は、業者選びの時点で7割近く成否が決まると言われています。
そのため、きちんと打ち合わせ・話し合いができる業者かを確認することが、外壁塗装においては非常に重要となるのです。
塗装工事には職人の技術力はたしかに重要です。
しかし、希望通り・イメージ通りの仕上がりにするためには、お客様がどんな仕上がりを望んでいるのか?何が最良なのか?を理解する力も必要不可欠となります。
そして、お客様の細かな要望やイメージを聞き出すために必要なのが打ち合わせ・話し合いであり、職人のコミュニケーション力なのです。
お客様の細かな要望をしっかり聞き出せてこそ、はじめて職人の技術が生きるのです。
塗装業者ときちんと打ち合わせ・話し合いができれば、より理想の仕上がりに近づくことができ、工事後の満足度も上がります。
工事金額ではなく工事の質を重視する
外壁塗装は100万円前後の工事金額が発生する工事のため、どうしても工事内容ではなく工事金額で塗装業者を選ぶ方も多くいらっしゃいます。
しかし外壁塗装は、「安かろう・悪かろう」が非常に多いです。
相場と比べて安すぎる工事には、安いなりの理由が必ずあるのです。
もちろん相場を無視したぼったくりのような工事金額は論外ですが、安さだけで業者を選ぶことは失敗に繋がる大きな要因です。
まずは金額ではなく工事内容・質にこだわり、その上で工事金額を詰めていくという考え方の方が良いと言えるでしょう。
ただし、相見積もりをとる際に見積書を複数並べると「安い方の業者にしようかな」という気持ちが働いてしまします。
そうなると再び安さ重視の業者選びになってしまう恐れもあるので、どんな業者か?実績はあるのか?保証はあるか?など、金額以外の部分も必ず確認するようにしましょう。
すぐに業者を決めず、時間をかけて慎重に選ぶ
最後のポイントは、最初に問い合わせた業者ですぐに決めるのではなく、時間をかけて慎重に選ぶことです。
焦るとどうしても「安い業者でいい」「すぐ来てくれる業者でいい」など、総合的にではなくどこか一点だけで業者を選ぶことになってしまいます。
塗装は一度塗り替えると、良くも悪くも今後10年は暮らしに直結します。
今後10年以上暮らしに影響を与える工事を任せる業者を選ぶことを思えば、じっくり時間をかける価値は十二分にあると言えるでしょう。
塗装業者のタイプ別のメリット・デメリットを把握しておく
一口に塗装業者と言っても、業者のタイプを詳しく分けてみると、主に以下のタイプに分けることができます。
大手ハウスメーカー
大手ハウスメーカーとは、簡単に言えば全国でチェーン展開している大手企業です。
〇〇リハウスなど、〇〇に皆様がご存知の大手企業の名前が入る場合は、ほぼ大手ハウスメーカーと考えて間違いありません。
また、新築〇っくりさんなど、屋号には企業名が入らないものの、出資しているのが大手企業であるケースもあります。
大手ハウスメーカーのメリットは、大手だからこその安心感があるという点です。
担当者の対応もきちんとしていますし、保証などもしっかりしている場合が多いです。
しかし、実際に塗装工事を行うのはハウスメーカーではなく、すべてハウスメーカーが抱える下請け塗装業者になります。
そのため、同じメーカーに依頼した場合でも仕上がりは現場によって、下請け業者の技術で大きく変わります。
また、大手ハウスメーカーから下請けや孫請けへの発注時には中間マージンが発生します。
ハウスメーカーから下請け、下請けから孫請けへと仕事が流れる際に不要なお金が発生するため、大手ハウスメーカーに工事を依頼した際には総じて工事金額が高くなりがちです。
工務店
ここでの工務店とは、〇〇工務店などのように屋号に工務店という文字が入ってる業者ではなく、地域密着型で経営しているる建築業者のことを指します。
大手ハウスメーカーほどではないにせよ、地元で有名な工務店と言えば1、2社は思い浮かぶのではないでしょうか。
皆様からすれば大手ハウスメーカーより距離感が近く、細かな要望も伝えやすいというメリットがあります。
また、ハウスメーカーは取り扱える塗料に制限がある場合も多いですが、工務店にはそのような縛りは無いので柔軟な対応が可能となるでしょう。
ただし、工務店は建築全般を取り扱う業者であり、塗装専業ではないので注意が必要です。
工務店の職人、もしくは下請けの職人の技術次第で仕上がりは大きく変わりますし、。保証やアフターメンテナンスの内容も工務店によって様々です。
工務店ごとの長所、短所を見極めることが大事です。
リフォーム業者
塗装工事以外にリフォーム工事もまとめて引き受ける業者です。
ホームセンターや家電量販店なども最近ではこの業務に乗り出しており、塗装工事を引き受けているケースが増えています。
塗装以外にもトイレ、風呂、キッチンなどのリフォームを検討している場合には、このタイプのリフォーム業者に依頼すると窓口が一つで全てのリフォームができるというメリットがあります。
ただし、大手ハウスメーカーと同様に実際の工事は下請け業者が行うことがほとんどで、中間マージンが発生します。
そして、仕上がりや満足度は下請け業者次第なので、業者によっては不満が残る塗装工事になるケースもあります。
さらに、お客様・リフォーム業者・下請け業者といった3者間でのやりとりとなるので、ちょっとした要望が伝言ゲームになりがちで、細かい注文が反映されにくいというデメリットもあります。
訪問販売業者
営業担当が街を回り、飛び込み営業で外壁塗装の依頼を受注しようとする業者です。
塗装を行う業者には上記のように様々なタイプの業者が存在しますが、訪問販売業者が一番お勧めできない業者です。
なぜなら、外壁塗装を含むリフォーム工事におけるクレーム発生を見てみると、このタイプの業者によるトラブルが最も多いのです。
訪問販売業者が来た場合は、契約は決して結ばず、「そろそろ塗り替えのタイミングか」と参考程度に受け止めて他の業者を探すようにしましょう。
塗装専門店(職人直営店)
外壁塗装に特化した業者で、大楠塗装はもちろんこのタイプの業者です。
大手ハウスメーカーのように大掛かりな宣伝活動や営業活動をしていないので、自ずと地域密着型の業者が多く、お客様にとっては距離が近く、細かな注文に対応してもらいやすいというメリットがあります。
また、塗装専門店として事業をしているので、塗装に関する知識や技術力・対応力も安心できるといえるでしょう。
ただし、上述のように大掛かりな宣伝活動や営業活動をしていないので、CMやチラシなどで見かけることはほとんど無く、インターネットを使ってご自身で業者を見つける必要があります。
塗装工事の仕上がりにネームバリューや知名度は一切関係がありませんが、見つけにくいというのが唯一のデメリットになるでしょう。
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